安心と思いやりのある住まいづくりをめざして、建築一筋60年 大木本建設

 

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コラム<工法>

木造軸組工法の中に伝統構法、在来工法がある、が耐震性の強化を図るのであれば併用した考え方で。

伝統構法、在来工法どちらも、柱・梁などの軸材で構成されていることには変わりはないが、時代的な背景が大きく影響しているらしい。
伝統構法は、江戸の時代から大工棟梁の伝承に基づき、粘り、柔を活かした造りになっているのに比べ、在来工法は、戦後の住宅復旧、復興に急速に広まった、西欧的な剛の思想を組み入れたトラス構造の工法で、金物を併用した住宅である。
伝統構法に見る、仕口や継ぎ手は木材の癖、特性を熟知した職人達の知恵で成り立つ。それに加えて金物を使用することで施工方法を共通、一律化して住宅の構造的性能を均一化し伝統構法の良い所を残したものが在来工法だと私は思っています。
ここで必要なことは、日本古来の住宅工法の素晴らしいところは継承していく、日本の気候、風土に逆らわない、自然の力を借りて、自然と共存共営した暮らし。
そんな環境の中にこそエコスタイル(経済性、自然保護)形成と将来の住宅のあるべき姿が見えてくるように思うのですが、皆様は、どうお考えでしょうか?
終わりに、(エクスナレッジムック木造住宅私家版仕様書コンプリート版究極の木組の家づくり図鑑)からの引用ですが。
伝統構法に学ぶ点は多い。木づくり、石場建ての知恵、木組みの知恵、金物に頼らない接合部の知恵、貫の粘り強さ、土壁の強度、真壁の利点、立体フレームの架構、長寿命の工夫、生活対応の間取り、不変と可変の架構体、など今後の課題は、これら伝統構法の原理を応用し、この構法に隠されたさまざまな知恵を、現代の工法にふさわしい形で、いかに応用できるかという点であろう。
優れた技術を現代化しながら、丈夫で使い回しのきく再生可能な長寿命の架構体を造ることが「200年住宅」が要請されるまでになった時代の変化であり、近い将来必要とされる、目指すべき成長する住宅本来の考え方である。
一部言い回し変更しました。


作成日:2009年05月13日

建て方風景です。
通し柱の柱脚を見てください、沓石の上にのっていますね、その柱の足元に根太を差し込む(差し根太)工法を取り入れています。

柱と胴廻りの仕口を見てください。
大栓鼻継ぎに12Φのアンカーボルトの併用です。

この本を見ていると、大工の知識、技術の素晴らしさに目を奪われる。